2100年12月01日

カシオ 電子辞書:カシオ

カシオ計算機株式会社(カシオけいさんき、Casio Computer Co., Ltd.)は、電卓、電子辞書、電子楽器、時計、デジタルカメラ、携帯電話等を扱う日本の電機メーカー。本社所在地は東京都渋谷区本町1-6-2。東証第1部、大証第1部上場(証券コード6952)。通称カシオ(CASIO)。

概要
現在の主な事業分野は電卓、電子文具、携帯電話、時計などの個人向け情報機器や、システム機器、電子デバイスなどの製造と販売。近年は電波時計やデジタルカメラ、電子辞書、TFT液晶を次期主力商品として積極的に展開する。

代表
樫尾 和雄(かしお かずお、1929年1月9日 - )
- 代表取締役社長(2006年11月現在)
沿革
1946(昭和21)年、樫尾忠雄が東京都三鷹市に樫尾製作所を設立。
1957(昭和32)年6月、歯車などの機械的機構のない小型純電気式計算機「14-A」を世界で初めて開発した、忠雄・俊雄・和雄・幸雄の樫尾四兄弟によってカシオ計算機株式会社が設立される。初代社長は四兄弟の父親である茂が就任する。

世界初の液晶モニタ搭載デジタルカメラ
QV-10
電子楽器CZ-30001965(昭和40)年9月、電子式卓上計算機「001」発売。
1972(昭和47)年8月、世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」を12,800円で発売し、後継シリーズも合わせて累計1000万台以上の爆発的ヒットを記録。
1974(昭和49)年11月、世界で初めてのフルオートカレンダー(大の月・小の月・閏年の調整が不要)機能を搭載したデジタルウオッチ「カシオトロン」発売。
1980(昭和55)年1月、電子楽器「カシオトーン」発売。
1982(昭和57)8bitパーソナルコンピュータFP-1100と廉価版FP-1000を発売。
1983(昭和58)年4月、腕時計「G-SHOCK」(ジーショック)1号機「DW-5000C」発売。
1983(昭和58)年6月、世界最小のポケット型液晶テレビ「TV-10」発売。
1995(平成7)年3月、世界初の液晶モニターつきデジタルカメラ「QV-10」発売。
1998(平成10)年、WindowsパソコンCasiopea Fivaを発売。
2000(平成12)年、携帯電話「G'zOne」をKDDIを通じ発売。携帯電話事業に参入する。
2004(平成16)年、日立製作所と携帯電話事業の合弁会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズを設立。
2006(平成18)年、世界最薄のプロジェクターXJ-S30/35を発売。
主なブランド
EXILIM(エクシリム)
デジタルカメラブランド
G-SHOCK(ジーショック)
腕時計ブランド
LILANA(リラーナ)
女性向け腕時計ブランド
PROTREK(プロトレック)
アウトドア腕時計ブランド
G'zOne(ジーズワン)
携帯電話ブランド
SPEEDIA(スピーディア)
カラーページプリンタブランド
エクスワード
電子辞書ブランド
プリヴィア
デジタルピアノブランド


その他
本社ビルは、踊る大捜査線秋の犯罪撲滅スペシャルなど、様々なドラマや映画でロケ地としても使用されていることで有名である。

主にオフィスビルとしてのロケーションで使用される。選定の主な要因は、第一にロケーション提供に協力的であること、そして渋谷新宿界隈のオフィス街でありながら撮影を妨げる人通りが少なく、またカシオ本社エントランスが広々としていて正面玄関の回転扉も大きく、近代的で見栄えが良いことや、玉井病院の存在などもあげられる。

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2100年11月01日

カシオ 電子辞書:電子辞書

電子辞書(でんしじしょ)は、CD-ROMやフラッシュメモリなどの物理的な媒体やネットワーク上に保存されている辞書や事典の内容を、コンピュータによって検索・表示などを行う装置またはソフトウェアの総称。その指し示す範囲は広範だが、携帯型の専用装置(後述)を指すことも多い。

特徴としては、紙の辞書に比べて高速な検索ができるほか、全文検索や部分一致検索など、多様な検索ができる。かな漢字変換システムに連動する機能として実装する例もある。

規格
いわゆる電子辞書のフォーマットにはいくつかの規格がある。

電子ブック (EB)
EPWING
BAS
など。

それぞれのメーカーごとの独自規格の場合、互換性は無いが、たとえばEPWINGのような汎用性の高い規格で作られた辞書データは、複数の辞書を一度の操作で"串刺し検索"することもできる。

収録範囲からの分類
フルコンテンツ型
書籍版辞書の内容をすべて収録しているもの。ローカル型(後述)では基本的にこのタイプ。
スタンダード型
書籍版辞書の一部だけを収録したタイプ。画像類は無論のこと、一般的に使用しない項目を削除し、軽量化している。また、一部の専用装置型(後述)では、書籍版辞書にある家系図や表などを、取扱説明書内に記載している。専用装置型においてはメモリ容量を節約するため多く採用されたが、メモリの低価格化によって減少しつつあり、フルコンテンツと分けるべき時代はもうすぐ終わる、との指摘もある。また、オンライン型の無料版ではこの形式で公開しているものも多い。

収録内容からの分類
この分類は専用装置型を基本としている。2007年現在、専用装置型では基本的には内容の追加・変更ができないものが多いため、メーカーは収録する辞書のセットによって特徴を出している。この分野の成長は日進月歩であり、分類は一時的な切り取り方に過ぎない。

汎用型
国語辞典・英和辞典・医学事典・冠婚葬祭事典・外国旅行会話集などの実用的なコンテンツを選んだタイプ。「家庭に一台」というコンセプトで販売される場合がある。最近では収録コンテンツ数が増加し(特にカシオ計算機とシャープ)、「冊数競争」ともよばれる。
英語重視型
英和辞典・和英辞典・英英辞典などのコンテンツを重視。大規模英和辞典をフルコンテンツ収録している場合が多い。英会話学習や、ビジネスマンが業務で使用するために購入することを想定している。高校生・大学生の勉強用などに購入される例も多く、また、上位機種は研究者にも重宝がられるレベルに達している。一部機種では単語やフレーズの発音を音声データとして収録している。
国語重視型
国語・古文の学習・研究目的のために、古語辞典などを収録している。ただし漢和辞典は文字コードの問題から、研究者が使用できるレベルのものは皆無と言われる。
高校学習・大学受験対策型
英単語集・英熟語集や「暗記本」など高校生の日常学習と試験対策を重視している。古語辞典や日本史・世界史事典を収録したものも多い。国語辞典や英和辞典を複数収録したものもある。また学習効果を得るために単語帳機能などの暗記を促進するための機能を持つものも見られる。英語ではデジタルオーディオプレーヤー機能でリスニング学習をこなす機種も見られる。
媒体による分類
媒体、もしくは情報の保存場所による分類。

ローカル型
CD-ROM、DVD-ROMなどの媒体に辞書データと閲覧ソフトを収録して配布し、利用者が個別にコンピュータで使用するタイプ。使用時にメディアを必要とするタイプと、予めハードディスクなどにインストールするため検索時には配布メディアは必要ないタイプがある。百科事典などの、図版を多用したり記述が膨大であることなどから辞書データが大量になるものは、この形式となることが多い。また、ほとんどがフルコンテンツ型である。紙の辞書では実現できない、音声や動画などを収録しているものも多い。辞書データをminiSDメモリーカードに収録して配布し、携帯電話を検索・閲覧装置として利用するものもある。
オンライン型
サーバーに格納された辞書データに、パソコンや携帯電話・PDAなどの端末からアクセスして閲覧するシステム。フルコンテンツ版に対して課金し、スタンダード(リミテッド)版をフリー(無料使用)で公開している場合もある。
ウィクショナリーは、フリー(自由使用)の、オンライン型電子辞書である。
専用装置型

カシオ計算機の携帯型電子辞書(型番:XD-LP4600)キーボードと液晶画面を搭載し、ROMに辞書データを収録した、携帯型の専用装置。専用装置で、上述のローカル型に相当するディスク媒体を使用し、辞書の追加が可能なものもある。また、ROMカードなどを用いることで入れ替え・追加可能なものもある。一般的には電子辞書というとこの印象が強い。円筒型の乾電池・二次電池(シャープの一部機種では専用充電池を使うものもある)で駆動し、小さい機種なら洋服のポケットにも入る手軽さから、シェアを拡大し続けている。カシオ計算機、キヤノン、シャープ、セイコーインスツルなどのメーカーから発売されている。ソニーはシェアの低落にともない、2006年7月に電子辞書事業から撤退した。
3つのタイプの中で最も早く登場したのは実はこのタイプで、日本市場ではシャープが1979年に投入した。当時はポケット電訳機という名前で、39800円(当時としてはかなりの価格)であった。スタンダード型が基本だったが、近年はメモリ価格の下落と技術の向上から、フルコンテンツ、しかも多数の辞書を搭載している機種も多い。辞書以外の書籍も含めると100冊以上を収録している機種も出現している。またイヤホンやスピーカーから外国語音声などを聞ける機種もある。
画面は基本的にモノクロだが、シャープの一部機種ではカラー液晶を装備している。カラー機種はカラーコンテンツの表示が可能になるだけではなく、文字も著しく見やすくなる。多くの製品では、黄土色・粘土色の背景に焦茶色の文字で表示される低コストの反射型液晶を用いているため、コントラスト比が低く、外光を取り込んで表示するという性質から暗い場所では見づらい(フロントライトを備えているものもある)。透過型及び反射/透過ハイブリッド型カラー液晶の場合、文字と背景のコントラスト比が高く、バックライトにより暗所でも見えるため、通常の文字情報の表示も見やすくなっている。但し、照明を使うと消費電力が大きくなり、電池の持ちは悪くなる。

紙の辞書との比較
電子辞書の市場規模は年々拡大してきており、カシオ計算機は専用装置型について、以下のように推計している(日本市場)。

1999年 : 310万台 / 290億円
2000年 : 330万台 / 390億円
2001年 : 330万台 / 360億円
2002年 : 280万台 / 390億円
2003年 : 250万台 / 440億円
これを見ると、一直線に成長をしているわけではないことが見て取れる。だが全体としては右肩上がりであり、これと同時に紙の辞書の販売は減少しつつある(直接の競合関係とは必ずしも言えないという指摘もある)。ここ数年の市場規模の拡大には、テレビショッピングでの販売増(特に、独特の口調で社長自ら商品紹介を行うジャパネットたかたで取り上げられたこと)も影響しているといわれる。WWW上で使えるフリー辞書も含めると、台数や金額として表に出る以上に利用者が広まっていると考えられている。

なお、紙の辞書の売り上げは年間1000万冊(2002年の推計値)前後あり、まだまだ逆転する状況ではない。ただし10年前には1500万冊だったという統計もあるため、両者が拮抗する日は近づいていると考えられる。

電子辞書は、見出し語を引くまでの時間の短さや、簡単な操作で同じ辞書の関連語句・連携している他の辞書にジャンプ(ハイパーリンク)できるなどの面において紙の辞書を凌駕している。また紙の辞書の場合、何冊も抱えて通勤・通学あるいは旅行をするのは困難を伴うが、専用装置型電子辞書ならばそれが容易になる。オンライン辞書はアップデート(改版)が容易であるため、最新の語句・用例が素早く反映されるという強みがある(ただしオフラインでは利用できない)。ローカル型の辞書においても、なんらかのメディアやオンラインによるアップデートに対応しているものもある。

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2100年09月01日

カシオ 電子辞書:エクスワード

エクスワード(EX-Word)は、カシオ計算機の電子辞書のブランドである。電子辞書業界ではシャープの「Papyrus」と人気を二分する。総合・中学生・高校生・外国語・医学・コンパクト・シンプル/スタンダードの7つのタイプがある。 キャッチフレーズは、『知る、聞く、学ぶに、歓びを。』である。

略歴
1981年(昭和56年)10月に電子辞書第1号機「TR-2000」が発売される。
主な機種

総合タイプ
ビジネス・暮らし・趣味など、幅広いジャンルのコンテンツを収録。

XD−GW6800[100コンテンツ](2007年3月2日発売)
XD−SW6400[100](2007年1月26日発売)
XD−SW8200[100](2007年3月23日発売) 

中学生・高校生タイプ
受験に役立つコンテンツをはじめ、学習に最適のスクールモデル。

XD−SW2500[40](中学生・2007年2月9日発売)
XD−SW4800[56](高校生・2007年1月26日発売)
XD−T4100G[40](高校生・2007年2月23日発売)

外国語タイプ
単語・熟語・会話などのネイティブ発音充実。 語学習得に役立つ外国語モデル。

XD−GW7350[30](中国語・2007年発売)
XD−SW7300[26](中国語・2007年発売)
XD−SW7600[23](韓国語・2007年発売)
XD−GW9600[40](英語・2007年発売)
XD−SW9400[33](英語・2007年発売)
XD−SW9100[24](英語・2007年発売)
XD−GW7150[26](ドイツ語・2007年発売)
XD−SW7200[24](フランス語・2007年発売)
XD−SW7400[24](イタリア語・2007年発売)
XD−SW7500[25](スペイン語・2007年発売)

医学タイプ
医療関係者必携の医学系コンテンツを収録。

XD−GW5900MED[23](2007年2月27日発売)
XD−SW5700MED[15](2007年2月27日発売)
XD−SW5750MED[15](2007年2月27日発売)

コンパクトタイプ
会議から出張まで、ビジネスシーンで活躍するコンパクトモデル。

XD−P600[50](2007年発売)
XD−P730[20](中国語・2007年発売)

シンプル/スタンダードタイプ
使いやすい手帳サイズに充実の基本性能を凝縮。

XD−E800[20]
XD−J800[20]
XD−90
XD−80A
XD−J55
XD−E55
XD−J25
XD−E15
XD−470


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2007年05月11日

カシオ 電子辞書:電子ブック

電子ブック (でんしぶっく, EB) は、 8cm CD-ROMを専用キャディに収めた電子書籍。
概要
電子ブックは、8cm CD-ROMを専用キャディに収めた電子書籍。通常のCD-ROMと違い、このキャディのまま、電子ブックプレーヤーと呼ばれる専用ハードウェアで利用するため、メディアを汚したり、傷つけたりする恐れがない。電子ブックプレーヤーは乾電池で(もしくは充電して)使用できるため、気軽に持ち運べる最初の広辞苑となった。

実際に出版された電子ブックの分野は多岐に渡る。岩波の広辞苑、研究社英和・和英中辞典、三省堂の模範六法、自由国民社の現代用語の基礎知識など検索中心のものと、DD-66/DD-216付属の17言語対応のPela Pela The World、旺文社の電子ブック版 3000語レベル英会話、 JTBのしゃべる六ヶ国語会話 などインデックスが全くなく検索できないものに分かれる。電子ブックの仕様は検索を前提にしておらず、インデックスがなく検索できないタイトルが多い。なお。小数ではあるがアメリカやドイツで制作・発売された電子ブックもあった。

ソニーの電子ブックブレーヤーが2000年発売の「DD-S35」で終了したため、電子ブックの発売も終息し、ハードウェアメーカーや版元による電子ブックコミッティも活動を終了した。現在、入手可能な電子ブックは基本的に在庫のみである。

仕様
電子ブックの仕様には、大まかに分けてEB/EBG/EBXA/EBXA-C/S-EBXAがある。

EB
1990〜1994年までに日本国内で発行された、文字のみ/文字と画像を含む電子ブック
EBG
1994年までに国外(欧米)で発行された、文字のみ/文字と画像を含む電子ブック
EBXA
それ以降に国内・国外で発行された、文字のみ/文字と画像/文字と画像と音声を含む電子ブック
EBXA-C
中国語対応の電子ブック(ソニーの電子ブックプレーヤーDD-CH10に付属する「小学館中日/日中辞典」のみ。このタイトルは文字と画像と音声を含む)
S-EBXA
1998年に拡張された仕様(データの圧縮など)の電子ブック
電子ブックをEPWINGと同一、もしくは互換性があると考えている方も多いが、互換性はない。成立の経緯上、EPWINGと類似の構造となっているため、両方に対応している検索ソフトが多いだけである。ファイル名やディレクトリ構造、ファイル構成も異なっているし、その後に拡張された音声・映像の形式やデータ圧縮の方式はまったく別のものとなっている。

EBXAの音声は、当時、ソニーが推進していたCD-ROM XAトラックにADPCMで記録されている。

EBXA-Cは中国語に対応のため文字コードは特殊であり、日本語のJIS X0208とGB2312ベースの独自中国語文字コードを併用している。EBXA-Cに対応し中国語の文字が表示できるパソコンで動く電子ブック閲覧ソフトは少ないが、EBWin for Unicode、鍋田辞書など対応しているのもある。独自中国語文字コードのため、全ての中国語文字に対応しているわけではない。

検索/操作方法
電子ブックの主要な検索方法は以下のとおり。ワイルドカードや正規表現は使えない。電子ブックは検索のためのインデックスがなく検索できないものも多い。その場合はメニュー操作になる。

前方一致
見出し語の前方に一致する。"ぜんぽう"で検索すると、"前方"自体だけでなく、"前方不注意"なども見つかる。
後方一致
見出し語の後方に一致する。"ほうこう"で検索すると、"方向"自体だけでなく、"双方向"なども見つかる。
条件検索
見出し語ではなく、語釈中の単語を検索する。ただし、その電子ブックの制作時に切り出した単語にしかマッチしないので、実際には語釈中に存在する単語が見つからないこともある。
複合検索
その電子ブック独自の検索方法。例えば漢和辞典であれば、読み・部首・画数のそれぞれを指定して検索する。
テキストメニュー
テキストベースのメニューで選択して閲覧する操作方法。検索ではなく選択になる。
グラフィックメニュー
グラフィックベースのメニューで選択して閲覧する操作方法。検索ではなく選択になる。
なお、電子ブックプレーヤーが漢字変換機能を搭載していないため、電子ブックは漢字やカタカナで検索するインデックスを持っていない。したがって電子ブックは読み(かな、もしくはアルファベット)だけで検索する。(例外的に、電子ブックでありながら、漢字のインデックスを持っているものもある)

電子ブックプレーヤー
電子ブックプレーヤーは、ソニー、松下電器(九州松下)、三洋電機などから発売されていた。電子ブックの主たる推進者はソニーであり、ソニーの電子ブックプレーヤー DD-1の発売から電子ブックの歴史が始まり、途中、松下と三洋の参入はあったとはいえ、最後の電子ブックプレーヤーもソニーのDD-S35であった。

このうち、松下電器のKX-EBP2は、同時期のソニー製電子ブックプレーヤーより高速で、若干小型でもあり、さらに機構部品も丈夫なため、一部では人気があった。(残念だが、当時のソニー製の電子ブックプレーヤーは機構部品の故障が少なくなかった)

もし、今から電子ブックプレーヤーを探すなら、DD-S35が良いという意見もある。最終機種でS-EBXA対応で、最も画面が大きく、かつ高速でもあるからだ。しかし、白黒液晶のDD-S35に対し、カラー液晶のDD-S1000があり、中国語仕様EBXA-C未対応のDD-S35に対し、EBXA-C対応のDD-CH10もあり、用途や好みで分かれるだろう。

異色なところとして、セガからセガサターン用として「電子ブックオペレーター HSS-0120」が発売されていた。これは検索ソフトではあるが、Windowsのような汎用のシステムソフトウェア上で動作するわけではなく、電子ブックプレーヤーに近いのではないだろうか。

電子ブックプレーヤーにも、もちろん、電子ブックが付属している。ソニーの場合、もっとも多いものは三省堂の国語・英和・和英・外来語・類語・ことわざ、その他の辞書を1枚の電子ブックとしたもので、これは後に、ほとんど同じものが三省堂から辞書パック10として発売された。データが圧縮されたS-EBXAの登場以降は、広辞苑と研究社の英和・和英辞典を1枚の電子ブックとしたものとなった。松下電器は福武書店の国語・英和・和英が付属していた。

一般のコンピュータで使う

電子ブックの構造ほとんどすべての電子ブックは、キャディからCD-ROMを取り出すと、一般のコンピュータで使用することもできる。実際、一部の電子ブックでは、最初からPC用検索ソフトが付属している。もし、付属していない場合でも、電子ブックの検索ソフトは市販製品だけでなく、フリーソフトも多いので用途や好みに応じて選択できる。ただし、元来が専用ハードウェアを前提とした仕様のため、何らかの制限が残ることも多い。

また、すべてのファイルをディレクトリ構造を保ったままハードディスクにコピーして使用すれば、CD-ROMがなくとも使用できるようになる。

References from Wikipedia




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カシオ 電子辞書:EPWING

EPWINGは、電子辞書の標準形式。EPWINGのサブセットがJIS X 4081日本語電子出版検索データ構造として制定されている。

成立の経緯
1987年(昭和62年)、富士通は自社のワープロOASYS 100用の広辞苑CD-ROMを岩波書店、大日本印刷などと共同で制作し、この仕様をWINGと名づけたが、これはCD-ROMの論理フォーマットとしてISO-9660が制定(1988年)される前のことであり、これと互換性がなかった。

ISO-9660が普及するとみた各社は、WINGをISO-9660上に移し、より汎用性を持たせたEPWING規約 第1版を制定、これにそった製品を出版、制作する企業で構成されるEPWINGコンソーシアム(当初、岩波書店、大日本印刷、凸版印刷、富士通、ソニー)を結成した。

電子ブック (EB)もWING規格をもとにして拡張されたものである。

仕様
EPWINGは、続々と拡張され、計6仕様とEPWING STがある。EPWING STを除けば、それ以前の仕様は内包している。もちろん、新しくなるほど高機能なわけだが、古い仕様であれば、対応している検索ソフトも多い。

EPWING V1
文字、白黒画像、音声(CD-DA)
EPWING V2
カラー画像、圧縮音声(WAV)
EPWING V3
動画(MPEG-1)
EPWING V4
データ圧縮、ハードディスクへのインストール
EPWING V5
JPEGなどマルチメディア機能、数式など、表示機能の拡張
EPWING V6
ひらがな・カタカナインデックスの共通化とデータ圧縮によるサイズ縮小
EPWING ST
対話型コンテンツ再生機能(デモンストレーションや学習用途)
派生仕様および関連仕様
ロゴヴィスタ電子辞典シリーズ(旧システムソフト電子辞典シリーズ)で採用されている辞書データの形式はEPWING形式/JIS X 4081と一定の互換性を有す。

株式会社電子辞典は、株式会社システムソフトをスピンアウトした開発スタッフが2002年に設立した会社だが、同社の辞典シリーズ(DDViewer)はEPWING形式でも派生仕様でもないので注意。同社の設立の経緯から関連仕様というべきだが、Unicode対応などEPWINGより優れた点も少なくない。

2007年(平成19年)5月現在、派生仕様、関連仕様を含む、全てのEPWING系辞典の開発が可能なコンテンツ制作会社は存在するものの、これら3仕様が統合へ向かう兆候は見られず、仕様の林立により、ユーザーの利便性が損なわれているのが実情である。

検索方法
EPWINGの主要な検索方法は以下のとおり。ワイルドカードや正規表現は使えない。

前方一致
見出し語の前方に一致する。"前方"や"ぜんぽう"で検索すると、"前方"自体だけでなく、"前方不注意"なども見つかる。
後方一致
見出し語の後方に一致する。"方向"や"ほうこう"で検索すると、"方向"自体だけでなく、"双方向"なども見つかる。
条件検索
見出し語ではなく、語釈中の単語を検索する。ただし、そのタイトルの制作時に切り出した単語にしかマッチしないので、実際には語釈中に存在する単語が見つからないこともある。
複合検索
そのタイトルの検索方法。例えば漢和辞典であれば、読み・部首・画数のそれぞれを指定して検索する。
電子ブックと違い、ワープロ専用機や汎用のコンピュータで使用することを前提にしており、読みだけでなく、漢字でも検索できる。

初期のタイトルでは、音声がCD-DAで収録されているため、汎用のファイルシステムで扱うことができないが、まれである。

References from Wikipedia




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